長谷館(摂津国・能勢町)

別称> 長谷屋敷(『日本城郭大系』)、長谷古城(『摂陽群談』など)、長谷城(『大阪府全志』)、長谷居館、殿屋敷(『能勢町の中世城郭』)

住所> 大阪府豊能郡能勢町長谷

比高(標高)> 0m(285m)

形態> 平城

時期> 中世か

アクセス> 

わかりにくい場所ではあるが、上記の縄張図(もどき)に従うと良いだろう

歴史

能勢小重郎の家士である長谷一貞もしくは景綱の居館という(『大阪府全志』、『摂陽群談』)。彼は源満仲の子孫ともされ、大坂の陣で大坂方に従ったが帰郷したともされる。また『東摂城址図誌』には長谷景直の居館という伝承を掲載する。

能勢郡西郷に存在した「西郷諸侍中」と呼ばれる土豪集団の中に長谷氏の名が見える(『能勢町史』資料編中世史料76, 163号)。

構造・現状

南端の堀切には、城郭遺構かは不明ではあるものの石積みらしきものがあり、見応えがある。また『大阪府中世城館事典』に描かれる石垣もあるが、これは近世石垣(農業用?)ではないだろうか。

史料・資料> 

『大阪府全志』、『摂陽群談』、『摂津名所図会』、『日本城郭大系』、『能勢町史』第一巻、『ガイド能勢町』、『能勢町の中世城郭』、『大阪府中世城館事典』

<ちなみに>

館なので平地を想像したが、場所自体は高所で景色が美しい

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