田中城(摂津国・高槻市)
<別称> 不明
<住所> 大阪府高槻市真上町・月見町
<比高(標高)> 0m(17m)
<形態> 平城?
<時期> 鎌倉末〜近世か
<アクセス>
周辺諸城と共に巡るのが良い。
<歴史>
「真上氏子孫次第」(『高槻市史』第三巻史料編184号)に、田中城に住んでいた真上政資は正慶年中に鎌倉幕府に流され摂津国広田郷に三年間滞在していたが、後醍醐天皇に赦免され、真上荘などの地頭職を頂戴し、三十年余り真上城に在城したと記されている。おそらく恒常的な居館であったと思われ、『高槻市史』第一巻では真上城との両城で真上氏が真上荘を支配したとしている。
<構造・現状>
真上氏の菩提寺である地蔵院の近くで、近世の真上村庄屋であった田中家屋敷がその位置であったと推定されている(『高槻市史』第一巻)。小字地図(『高槻市史』第三巻)ではその小字は「光ノ内垣内」である。遺構は残っていないが、少し登ったところの地蔵院からは眺望が開けている。
<史料・資料>
「真上氏子孫次第」、『高槻市史』第一巻、『日本城郭大系』
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