杉原城(摂津国・能勢町)
<別称> 不明
<住所> 大阪府豊能郡能勢町杉原
<比高(標高)> 40m(372m)
<形態> 平山城(山城)
<時期> 中世か
<アクセス>
34.968007, 135.484656 付近から登山道があり、難なくアクセスできる。
<歴史>
城史に関しては不明だが、周辺勢力の長沢氏と関連していることが想定されている(『大阪府中世城館事典』)。
<構造・現状>
南端には小規模な堀切で尾根を断ち切る。小規模とはいえ、非常に美しく見所の一つである。堀切から北はいくつかのまとまった曲輪で構成されている。切岸が美しい。北端にも削平地があるものの、自然地形の可能性がある。
北には登山道に続く虎口がある。案内板では枡形虎口と評されるも、非常に小規模である点などから不自然で、意図したものではない、もしくは後世の物などの可能性を視野に入れるべきではないだろうか。
<史料・資料>
『能勢町の中世城郭』、「摂津能勢郡の戦国期城館に見る築城・改修の画期」、『能勢町史』第一巻(p409)、『ガイド能勢町』、『大阪府中世城館事典』
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